災害時のような非常時に備えることはもちろん、キャンプでの使用でも大活躍のポータブル電源ですが、実際のところ寿命はどのくらいなのか気になるところですよね。
今回の記事では、ポータブル電源の耐用年数や寿命を延ばすためのコツについてまとめていきます。
- ポータブル電源の耐用年数について
- ポータブル電源の寿命を長持ちさせるためのコツや保管方法
- 買ってはいけないポータブル電源や長寿命でおすすめのポータブル電源
ポータブル電源の耐用年数は?
ポータブル電源を購入したら、万が一のことに備えて長く大切に使いたいと思う人が多いはずです。
まずは平均的に何年くらいは使えるものなのか、一般的な耐用年数について調べていきます。
ポータブル電源の耐用年数とは
ポータブル電源の耐用年数は、内部に搭載されている電池の性能が低下し始める充電サイクルを目安に設定されています。
そのため、製造から何年経過したかはさほど関係はなく、何回充電をくり返したかがポイントになります。
多くのポータブル電源ではリチウムイオン電池を使用しており、その特性を考えると、充電回数が500~2500くらいが耐用年数の基準として算出しているようです。
国税庁の発表によるポータブル電源耐用年数
国税庁の法定耐用年数一覧表によると、ポータブル電源の耐用年数は6年となっています。
ただ、これは、ポータブル電源の寿命を意味するものではなく、税法上の取り決めであるため、実際の使用可能期間は使い方にもよりますが、もっと長くなるのが一般的です。
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ポータブル電源の寿命
ポータブル電源の耐用年数は6年だとわかりましたが、使用する上での寿命についてはどうなのか見ていきます。
ポータブル電源の寿命は何年?
ポータブル電源は、何年使用したのかよりも何回充電をくり返したのかが寿命に大きくかかわってくるポイントになります。
そのため、充電の仕方や普段からの使い方にもよりますが、一般的には500回~2500回の充電をくり返すことで寿命を迎えると見積もられています。
例えば、520回の充電が寿命だとすると、週1回の充電で使用し続けた場合、520回÷52回(1年分)=10年 となり、期間で表現すると10年で寿命を迎えるという計算になります。
ポータブル電源の寿命を伸ばすには?
理論的には充電回数を少なくすることで長期間使用し続けられそうではありますが、ポータブル電源の寿命を延ばすための要素は充電回数だけではありません。
以下のポイントも参考にしてください。
- バッテリーの劣化を防ぐために湿気の少ない風通しの良いところで保管する
- 単純に放電回数を減らす
- 使用頻度を上げて適度に充放電をおこなう
- 放電するにしても決して0%にはせず、適度な電力をバッテリーに残して負荷をかけすぎないようにする
ポータブル電源の寿命比較
ポータブル電源の寿命は、内蔵電池の種類で決まってきます。
現在、主流なものは三元系リチウムイオン電池とリン酸鉄リチウムイオン電池になりますが、寿命を比較すると圧倒的にリン酸鉄リチウムイオン電池の方が長寿命となります。
リン酸鉄リチウムイオン電池は重量やサイズ感が大きくなりがちというデメリットもありますが、安全性が高く、自己放電スピードも遅いということから長期間の保管に適した構造となっています。
ポータブル電源は自然放電で寿命が短くなる?
自然放電をするだけでは寿命は短くなりませんが、自然放電の結果、電池の電力が0%になると電池そのものへ負荷をかけることに繋がるため寿命へ大きな影響を与えます。
ポータブル電源を安全に長く使用するコツは?
まずは、信頼性が高いメーカーで安全性能が証明されている製品を購入することが大切です。
ポータブル電源市場は年々拡大傾向にあり、新規参入のメーカーもあるようですが中には安価で粗悪な製品を作っている場合も考えられます。
バッテリーは爆発するなどの事故につながる危険性もあるため、検査に合格しているなど安全であることが証明されている製品を購入し、正しく使用することを第一に心がけましょう。
ポータブル電源を長持ちさせる保管方法は?
ポータブル電源を長持ちさせるには、湿気の少ない風通しの良いところで保管することが大切です。
ポータブル電源は内部の電池のメンテナンスが長寿命化のポイントです。
電池が劣化しそうな環境で使用したり、酷使してしまうと劣化も早まってしまいます。
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買ってはいけないポータブル電源とは?
上述のとおり、安全面が保障されていないような製品は絶対に買ってはいけません。
信頼できる認証機関等の検査を合格し、安全性が証明されていれば正しく使うことで、大きな事故になることは少ないと思われます。
ポータブル電源を処分する方法は?
ポータブル電源は車のバッテリーと同じように一般ごみのように捨てることはできません。
適切に処理をしないと発火するなどの危険性があるためです。
そのため、処分をするときは製造メーカー、購入した家電量販店、自治体等に確認するようにしましょう。
ポータブル電源以外の耐用年数
ポータブル電源の耐用年数以外にも同じような用途で使われる製品の耐用年数も見てみましょう。
ポータブル発電機の耐用年数
ポータブル発電機の耐用年数は税法上では6年となっています。
小型発電機の耐用年数
小型発電機の耐用年数も税法上では6年となっています。
非常用発電機の場合は15年と決められています。
ポータブル電源用ソーラーパネルの耐用年数
ポータブル電源用のソーラーパネルの耐用年数は、一般的な考えとして2~3年ほどのようです。
どのくらい外で使うかによりますが、屋内中心でメンテナンスをしっかりおこなえばポータブル電源本体の耐用年数くらいまで延ばすことも出来そうです。
jackeryポータブル電源の耐用年数は?
jackeryポータブル電源も税法上の耐用年数は6年とされていますが、モデルによっては10年以上使用できると公言しているものも存在します。
寿命の長いおすすめのポータブル電源
Jackery ポータブル電源 2000 Plus
・4,000サイクル数で10年間以上使える長寿命
・定格出力は3000Wあり、ほとんどの家電を使える
・パススルー充電が可能。EPS機能で、停電しても電力供給を20ミリ秒以内にすばやく切り替え可能
・最速2時間で満充電にできる
・Jackeryアプリ対応で遠隔操作
Jackery ポータブル電源 1000 Plus
・リン酸鉄リチウムイオン電池採用で4,000サイクルと長寿命を実現し、10年以上使える
・急速充電対応により1.7時間でフル充電できる
・バッテリー容量を最大5Kwhまで拡張できる
・EPS機能と遠隔操作対応可能
・定格出力が2,000W(瞬間最大4,000W)
Jackery ポータブル電源 300 Plus
・3,000サイクル充放電しても工場出荷時80%の残量をキープ
・リュックに入るコンパクトなサイズ
・家庭用の100V電源を使えば2時間で充電完了
・安心の5年長期保証期間
・45℃の高温でも充電可能。60℃までの高温保護を備える
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ポータブル電源 耐用年数について知恵袋などに投稿される質問4選
まとめ:安全に長く使用する方法をチェック!
今回はポータブル電源の耐用年数を中心に長く使っていくポイントや長期間使えるおすすめのポータブル電源についてまとめました。
大切なのは安全性の高い信頼できるメーカーの製品であることが前提で、さらに寿命を延ばしていくにはメンテナンスや保管方法がポイントとなっていることです。
安心して長く使っていけるように普段からのメンテナンスも心掛けることをおすすめします。
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