ポータブル電源は、アウトドアや車中泊、災害時に大活躍します。
さまざまな種類のポータブル電源がある中、300Wだと小型でコンパクトなので持ち運びに便利です。
ただし、小さいポータブル電源はバッテリー容量(Wh)も小さいことが多いので使える家電には制限があります。
この記事では、ポータブル電源300wで使える家電、容量が300Wh程度のおすすめポータブル電源、ポータブル電源300wの選び方、ポータブル電源の容量別に使える家電一覧、よくある質問がわかります。
- ポータブル電源300Wで電気毛布は使える
- ポータブル電源600Wになると、キッチン家電や冷暖房器具が使用できる
- ポータブル電源300Wは容量・出力ポート・充電時間・安全性・価格などを考慮して選ぶ
ポータブル電源300wで使える家電は?
小型で持ち運びが便利なポータブル電源300Wで、どのような家電が使えるでしょうか。
ポータブル電源300wで電気毛布は使える?
一般的な電気毛布の消費電力は30〜60Wなのでポータブル電源300Wがあれば使用できます。
ただし、製品や温度設定で消費電力に多少違いがあります。
30Wの電気毛布を2枚使用する場合は、30(W)×2(枚)で60W。ポータブル電源300Wで電気毛布の2枚使いも可能です。
ポータブル電源300wで冷蔵庫は使える?
ポータブル電源300Wでは、家庭用の冷蔵庫を動かせません。
家庭用冷蔵庫を動かすには、500W以上の定格出力が必要です。
しかし、ポータブル冷蔵庫なら消費電力が30〜50Wですので使用できます。
ポータブル電源のバッテリー容量が小さい場合、使用時間は短くなります。
使用する時間を考慮して選ぶようにしましょう。
例えば容量が300Wh場合、30Wのポータブル冷蔵庫の稼働時間は
300(Wh)÷30(W)×0.8(電力ロス分)=8(h)
となり、ポータブル冷蔵庫は8時間稼働できます。
※ポータブル電源の電力ロスとは、ポータブル電源の電気エネルギーのうち実際に使用できる電気エネルギー以外の部分、つまり勝手に失われる電力エネルギーのことをいいます。通常、0.8をかけます。
その他ポータブル電源300wで使える家電
ポータブ電源300Wで使える家電はさまざまにあります。
合計消費電力が300W以下であれば複数の家電を一度に使うこともできます。
パソコン | 30~80W |
スマートフォン | 5~30W |
ポータブルDVDプレーヤー | 20W |
ポータブルテレビ | 2~20W |
ラジカセ | 5~30W |
無線LANアダプター | 6~15W |
iPod(充電時) | 5W |
容量が300Wh程度のおすすめポータブル電源
電力の容量が300Wh程度のおすすめポータブル電源を3つご紹介します。
EcoFlow RIVER 3 (230)|リバー3
RIVER 3 (230)|リバー3
¥21,630(税込)¥30,900
30dB以下の騒音しか発生しないので、ほとんど音を感じることはありません。
合計6つのポートを搭載。さまざまな家電を同時に使用できます。
通信機器や電気毛布、扇風機にも対応しており、停電時でも寒さや暑さを気にすることなく快適に過ごせます。
300Wh容量帯で最高レベルの出力。
さらにX-Boostを使用すると、450Wの家電も連続かつ安定して使用することができます。
出典:EcoFlow
Jackery ポータブル電源 300 Plus
Jackery ポータブル電源 300 Plus
¥35,820 (税込) ¥39,800
定格出力は300W(瞬間最大600W)で288Whの容量。
リュックに入るほどのサイズです(幅23cm、奥行き約13cm、高さ約17cm)ので持ち運びに便利です。重量はわずか3.1kg。
長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池により、10年以上毎日使えます。
出典:jackery
ALLPOWERS S300PLUS ポータブル電源
ALLPOWERS S300PLUS ポータブル電源
¥20,999 円 (税込)¥26,999 円
288Whの大容量リチウム蓄電池を搭載。最大出力300W(サージ600W)あります。
また、本体を充電しながら、スマートフォンなどへ給電することが可能なパススルー充電機能を搭載しています。家電製品を使用しながら、同時並行でポータブル電源の充電が可能です。
20.6×16.5x11cmとコンパクトで、耐用性、安全性、携帯性があります。
出典:ALLPOWERS
ポータブル電源300wの選び方
ポータブル電源300Wを選ぶ時にはいくつかポイントがあります。
- 容量(Wh)を確認
-
Wh(ワットアワー)とは1時間あたりに使える電力量のこと
Whが大きいほど長時間使用できる
- 出力ポートの種類と数を確認
-
ACコンセントやUSBポート、DC出力など、使用したい家電や数に合わせる
- 充電時間と充電方法
-
本体の充電方法や充電時間を考える
- 安全性
-
PSEマーク(電気安全法に基づいた消費者の安全を守るマーク)、温度保護機能などがあるか
- 重量とサイズ
-
大きさや重さを考える
持ち運びができるか
- 価格
-
予算に合わせる
ポータブル電源の容量別に使える家電一覧
ポータブル電源300W以外の容量ではどのような家電が使えるでしょうか。
ポータブル電源600wで使える家電は?
定格出力が600Wになると使用できる家電が増えてきます。
- 照明器具:LEDランタン、LEDライトなど
- 小型家電:スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、扇風機、小型ヒーターなど
- キッチン家電:小型冷蔵庫、電気ケトル、小型炊飯器、ホットプレートなど
- その他:電動工具、ドローンなど
長時間使用する場合は、容量(Wh)の大きいものを選びましょう。
ポータブル電源700wで使える家電は?
700wになってもそれほど使用できる家電の種類が増えるわけではありません。
ただ、一度に使用できる電力は増えますので、さまざまな家電を同時に使うことができます。
ポータブル電源300w以下で使える家電は?
ポータブル電源300W以下になると、使用できる家電が限られてきます。
照明器具や、スマートフォン、タブレット、小型ラジオなどは問題なく使えます。
その他、小型家電なら使用できることもありますので、取扱説明書で確認しましょう。
ポータブル電源 300w 使える家電について知恵袋などに投稿される質問4選
よくある質問にお答えします。
まとめ:使用目的に合ったポータブル電源を選ぼう!
キャンプや車中泊、災害時にはポータブル電源が便利です。
ポータブル電源300Wは、コンパクトで容量が小さい分、手の届きやすい価格なので、初めてにピッタリ!
使用する家電、使用時間、使用場所などを考慮し、使用目的に合ったポータブル電源を見つけましょう。
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