アウトドアや災害対策としても人気のポータブル電源ですが、気になるのはその寿命ですよね。
特に、人気を集めているがジャクリ(Jackery )のポータブル電源ですが、一体どれくらい使えるのか、寿命を延ばす方法など、知りたい人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ジャクリのポータブル電源の寿命や、バッテリーの劣化を防ぐための使い方、自然放電の影響について詳しく調べてみました。
長く使うためのポイントも紹介しますので、参考にしてくださいね!
ジャクリ|ポータブル電源の寿命は何年?
ポータブル電源の寿命を決めるのは「サイクル数」です。
サイクル数とは、バッテリーを0%から100%まで充電する回数のこと。
つまり、「サイクル数が多いほど寿命が長い」と言えますよ。
ちなみに、ポータブル電源の寿命とは満タンに充電しても蓄電容量が新品時の70~80%に低下した状態のこと。
寿命を迎えたら完全に使えなくなるというわけではありません。
ジャクリのポータブル電源は、三元系リチウムイオン電池を使用したシリーズ(Jackery Proシリーズなど)
リン酸鉄リチウムイオン電池を使用したシリーズ(Jackery Plusシリーズ)があります。
三元系リチウムイオン電池を採用した製品のサイクル数は500~2,000で、毎日1回フル充電して電池が空になるまで使うとしたら約2年~5年で寿命を迎える計算になります。
一方、より長寿命を達成しているリン酸鉄リチウムイオン電池の製品の目安は3,000~4,000サイクルで、理論上は約10年使用できる設計です。
ジャクリ|ポータブル電源の口コミは?
良い口コミ
試しにジャクリでドラム式洗濯機を動かしてみました。しっかり動くけど、温水洗浄にしたので、思ったよりも消費電力が大きく、とても乾燥までもたなさそうだったので、バッテリー切れても大丈夫なように電源つなぎました。 pic.twitter.com/EnhyltwMXb
— もも@北陸ZEH (@thv51) December 5, 2024
悪い口コミ
ジャクリの1500PROで電源出力されなくなった…(F0)
— 山本電気管理事務所 (@yamadenkikanri) November 22, 2024
購入後1年半なので無償修理みたい。ユーザー登録しててよかった。
また、普段から発電機も併用して使っててよかった。発電機だろうが試験器だろうが予備があると安心。
ポータブル電源の寿命を比較!(メーカー別)
ジャクリ(Jackery )
製品名 | サイクル数 | 備考 |
---|---|---|
Jackery 3000 Pro/1500 Pro | 2,000回以上 | 三元系リチウムイオン電池採用 |
Jackery 1000Plus | 4,000回以上 | リン酸鉄リチウムイオン電池採用 |
アンカー(Anker)
製品名 | サイクル数 | 備考 |
---|---|---|
Anker 521 Portable Power Station | 3,000回以上 | リン酸鉄リチウムイオン電池採用 |
Anker 757 Portable Power Station | 3,000回以上 | InfiniPower設計 |
EcoFlow(エコフロー)
製品名 | サイクル数 | 備考 |
---|---|---|
EcoFlow RIVER 2 | 3,000回以上 | 毎日使用で約10年使用可能 |
EcoFlow DELTA 2 | 3,000回以上 | 高性能バッテリーと拡張機能搭載 |
BLUETTI(ブルーティ)
製品名 | サイクル数 | 備考 |
---|---|---|
BLUETTI EB3A | 2,500回以上 | リン酸鉄リチウムイオン電池採用 |
BLUETTI AC200MAX | 3,500回以上 | 大容量バッテリー |
Victor(ビクター)
製品名 | サイクル数 | 備考 |
---|---|---|
BN-RF510/BN-RF250 | 4,000回以上 | リン酸鉄リチウムイオン電池採用 |
BN-RF1100-CA | 3,000回以上 | 1500WのAC出力に対応 |
JVCケンウッド
製品名 | サイクル数 | 備考 |
---|---|---|
JVCケンウッド BN-RB10-C | 不明 | 通常のリチウムイオン電池を採用 |
JVCケンウッドN-RB37-CA | 不明 | 小型軽量タイプ |
ポータブル電源の寿命を伸ばす方法は?
ポータブル電源は便利ですが、せっかく手に入れたなら長く使いたいですよね。
ここでは、ポータブル電源を長持ちさせるコツをわかりやすくご紹介します。
容量の大きいポータブル電源を選ぶ
ポータブル電源を選ぶ際は、容量の大きなモデルを選ぶのがおすすめです。
容量が大きいほど、一度の充電で使える時間が長くなり、充電回数が減ります。
充放電の回数を抑えることで、バッテリーへの負担も軽減できます。
例えば、定期的にキャンプに行く人や長時間の停電に備えたい場合、大容量モデルを選ぶと便利ですよ。
安定した場所に置いて丁寧に扱う
ポータブル電源を使用する際は、平らで安定した場所に設置しましょう。
持ち運びの際には、ぶつけたり落としたりしないように注意することが大切です。
また、ボタンやケーブルの扱いも丁寧に。
意外と見落としがちですが、これだけでも寿命が変わってきます。
ほこりの少ない場所で保管する
ほこりが溜まると、ポータブル電源の通気口や端子部分に悪影響を及ぼすことがあります。
使用しないときは、ほこりが少ない場所や収納ケースに入れて保管するのがポイントです。
掃除する際は、柔らかい布やエアダスターで優しく拭いてくださいね。
高温や低温・湿度の高い場所は避ける
バッテリーは温度や湿度に敏感です。特に高温の場所(夏の車内など)は絶対に避けましょう。
低温もバッテリーに負担をかけるため、寒冷地での保管や使用時には注意が必要です。
最適な温度は16〜25℃。湿度の高い場所も避け、乾燥した場所に置くように心がけましょう。
ポータブル電源をこまめに充電する
使わないときでも、バッテリーは自然に放電していきます。
そのため、3か月に1度程度、こまめに充電するのがおすすめです。
長期間保管する場合は、バッテリー残量を60〜80%に保つのが理想的。
満充電や0%の状態で放置するのは避けてくださいね。
電池が劣化する原因となる「過充電」を避ける
充電が完了したら、充電器をすぐに外す習慣をつけましょう。
過充電を防ぐことで、バッテリーの寿命を延ばすことができます。
充電中に目を離しがちな方は、充電時間をアラームで管理すると安心ですよ。
パススルー充電の使用は避ける
充電しながら家電に電力を供給する「パススルー充電」は、バッテリーに負担をかける場合があります。
頻繁に使うと、寿命が短くなる可能性があるので注意が必要です。
ただし、一部のモデルでは、パススルー充電を考慮した設計がされているものもあります。
お手持ちの機種が該当するか、メーカーの説明書を確認してみてください。
ポータブル電源に買ってはいけないメーカーはある?
「このメーカーは避けるべき!」と断言するのは難しいですが、気をつけるポイントを知っておけば、安全で信頼できる製品にぐっと近づきます。
ここでは、避けたほうがいいポータブル電源の特徴をお伝えします!
買ってはいけないポータブル電源の特徴
1. 保証期間が短すぎる、またはない
保証期間の長さは、メーカーがその製品にどれだけ自信を持っているかの表れです。
保証が全くない、あるいは極端に短い製品は、トラブルが起きたときにサポートが受けられない可能性が高いので注意です。
2. 安全基準を満たしていない
安全性が確認できない製品も避けたいですね。
たとえば、「PSEマーク」や「UN38.3」、「UL 94V-0」などの認証がないものは、安全基準をクリアしていない可能性があります。
特にPSEマークは、日本で販売される電化製品には欠かせないもの。
これがない場合は手を出さないほうが無難です。
3. リコール歴がある
過去にリコールされた製品は、安全性に問題がある可能性が高いです。
新品はもちろん、中古品を購入する場合は、特に注意してください。
メーカーの公式サイトでリコール情報を確認すると安心ですよ。
4. 日本語サポートがない
海外製のポータブル電源を選ぶとき、日本語サポートの有無も要チェックです。
万が一のトラブル時に、サポートが受けられないと困りますよね。
購入前に、日本語での対応が可能かどうか確認しておきましょう。
5. バッテリー寿命が短い
安価な製品の中には、充放電のサイクル数が少ないものが混ざっています。
バッテリー寿命が短いと、せっかく買ってもすぐに使えなくなってしまうかも。
スペックをよく確認してくださいね。
ジャクリは世界シェアもトップクラスで、十分な実績を持つメーカーです。
長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、日本語サポートも充実。
使用済みバッテリーの回収サービスも行ってくれるので、おすすめできるメーカーです!
ポータブル電源は自然放電する?
ポータブル電源は、スイッチをオフにしていても自然に放電します。
ジャクリのポータブル電源は、スイッチをオフにした状態で5%から10%程度は放電するとされています。
これはフル充電して3か月保管しても電力の80%以上が残っているという計算になり、ポータブル電源としてかなり優秀と言えるでしょう。
とはいえ、過放電状態はバッテリーの劣化を早めるので、好ましくありません。
非常時に備えるためにも、約3か月ごとにバッテリー残量を確認しておくことがベストです。
ポータブル電源の耐用年数|国税庁では?
国税庁の「主な減価償却資産の耐用年数表」の資料によると、「蓄電池電源設備は6年」と記載があります。
しかしこれはあくまでも税法上の耐用年数で、実際のバッテリーの寿命とは異なるので、注意してください。
ポータブル電源を毎日使う場合の注意点は?
ポータブル電源を毎日使うときのポイントを、わかりやすくまとめました。
以下の点に気をつけることで、長持ちさせることができますよ!
バッテリーを長持ちさせるために
- 充電は60〜80%がベスト:過充電や過放電は避けましょう。
- 急速充電機能を使う:最初の充電は急速でも、満充電に近づいたらゆっくり充電するとバッテリーに優しいです。
- 頻繁な充放電を避ける:毎日の使用でバッテリーが劣化しやすいので注意しましょう。
使用場所
- 直射日光や高温多湿の場所はNG:安定した場所に置き、車内など暑い場所での使用は避けましょう。
- 消費電力を確認:使う機器がポータブル電源の最大出力を超えないようにチェックしておきましょう。
長期間使わないときは
- 60〜80%の充電状態で保管:長期間使わないときは、この充電レベルで保管が理想です。
- 定期的にチェック:3ヶ月に1回は充電残量を確認し、必要なら充電をしましょう。
- 温度管理が大切:保管場所は0〜40℃の温度帯で、湿気やほこりが多い場所は避けて。
これらのポイントを守るだけで、ポータブル電源がずっと活躍してくれますよ!
「ジャクリ ポータブル電源 寿命」を調べている人によくある質問
まとめ:
ジャクリのポータブル電源は、一般的に3〜5年、長い物は10年ほど使えます。
頻繁な充電を避ける、使用場所に気を配る、長期間使わない場合は定期的に充電残量をチェックする、などでより寿命を伸ばすことができますよ。
正しい使い方で、ジャクリのポータブル電源を長く活用してくださいね!
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